中国人経営のお店で売られていた「洽洽食品の香瓜子」なるヒマワリの種。真偽の程は定かではないが、ダイエットや動脈硬化の予防、うつ病にも効果がある健康食品らしい。
中国を旅行していた時、中国人が暇つぶしにカリポリと食べているのを真似て口にしてみたところ、止まらなくなったのが事の始まり。無言で食べ続け、ふと気が付けば殻の山という事態になることがしばしば。回収されるゴミのかなりの割合を殻カスが占めていることからも、いかにヒマワリの種が中国人民に愛されているかということが分かります(同様にかぼちゃの種やスイカの種なども食されています)。
中身はこんな感じ。栄養がありそうなナッツ系の味がします。まぁ、種ですからね。
ヒマワリの種の食べ方と言っても「殻を割って中身を食べるだけ」です。手で割るのはスマートではありませんから、まずは指で太い方を摘み、前歯で細い方を割ります。そして両サイドの殻をスライドさせ、中身を舌で取り出すのが粋というもの。慣れればもの凄い勢いで食べることができます。このちょっとした作業とが中国でバスや列車の車窓の景色に飽きた時には最高の暇つぶしになるんです。
上級者にもなれば片方の頬にヒマワリの種、反対側の頬には殻を溜めます。そうして口の中で一つずつ処理し、溜まった殻はまとめて吐きます。そう、中国の街角でハムスターよろしく頬を膨らませているオジさんはその道のプロです。
さて、この記事を書きながらも食べ続けているわけですが、
どう見ても食べ過ぎです。
来年の夏、ゴミ箱に向日葵が咲くかもしれません。